携帯電話キャリア各社には、フィルタリングと呼ばれるアクセスを制限するサービスがあります。フィルタリングサービスは、子どもを有害情報やネットに関わるトラブルから守るためにも、非常に有効なサービスです。
現在、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」では携帯電話会社に対し、18歳未満の未成年者が携帯電話を契約する際、保護者からの申し出がある場合を除いて、このフィルタリングサービスを適用することを義務づけています。
しかし、子どもから「フィルタリングサービスを適用すると無料のサイト(一般サイト)にアクセスできなくなる」などの理由から、契約後にフィルタリングサービスを解除する保護者が増えています。
各携帯電話会社では、フィルタリングサービスにもいくつかのパターンを設けており、一般サイトでも成人向けサイトでなければ、アクセスできるようになっていますので、フィルタリングの種類によっては、無料のサイトにもアクセスできます。
つまり、フィルタリングサービスのことを正しく理解し、子どもを有害情報やネットに関わるトラブルから守る方法の一つとして、フィルタリングサービスの適用をおすすめします。
【各携帯電話会社が設定しているフィルタリングサービスのパターン例】
「パターンB」であれば、フィルタリングを適用しても、成人向けサイトのみアクセスを拒否し、一般の無料サイトにはアクセスが可能です。
警察庁の調べによると、コミュニティサイトに起因する被害を受けた子どもについて、平成30年で1,811人と、前年と比べ、ほぼ同数となっています。
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そして、「コミュニティサイトに起因する事犯の被害を受けた子どものうち、実に88.0%がフィルタリングを設定していなかった。」という結果が出ています。
携帯電話やスマートフォン、タブレットやゲーム機、機種変更後のスマートフォンも含めて、フィルタリング設定が出来ているか、確認してください。被害に遭う前に、予防しておく事はとても大切です。
詳しくは、各携帯電話会社にお問い合わせください。
各携帯電話会社の「フィルタリングサービス」について
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