いま、起こっている事

 スマートフォンや携帯電話、インターネットの利用の増加にともなって、犯罪等に巻き込まれる事が後を絶ちません。昨今では、「SNSサイト」や「メッセージやチャット等を用いたコミュニティサイト」など、インターネットを用いてコミュニケーションを行うサイトやサービスがたくさんあります。その利便性の裏では、いじめや誹謗・中傷の温床となっているばかりではなく、子どもたちが知らないうちに、“事件の加害者”となる事例も、多く報告されています。

 誹謗・中傷の書き込みは、暴力行為やいじめを誘発する原因にもなっており、書き込まれた内容を苦にして、「不登校」や「自ら命を絶つ」という、痛ましい事件も起きています。

 平成30年の「SNSに起因する被害児童数」について、警察庁の調べによると、1,811名にも及んだとされ、内訳としては、小学生55名、中学生624名、高校生991名、その他141名となっており、小学生と中学生の合計が全体の37.4%を占める結果となっています。

 また、スマートフォンや携帯電話、インターネットの「ルールとマナー」を知らないことから起因するトラブルや、ネットゲーム等での高額請求、使用時間をコントロールできずに発生する生活習慣の乱れなど、様々な影響が懸念されています。